沈黙の森 (講談社文庫)

  • 講談社 (2004年8月10日発売)
3.58
  • (12)
  • (24)
  • (31)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 175
感想 : 31
4

ジョー・ピケットシリーズのオープニング・ストリー。
『越境者』を読んで面白かったので、その始まりまで遡ってみることに。

あのタフでふてぶてしいほどに自分のやり方貫く男ジョーが、冒頭から密猟中のアウトフィッター(アウトドアのガイド的職業?)相手にへまをやらかし、後々の笑いのネタを作ってしまう。
伝説的な前任者から猟区管理官の任を引き継いで間もなく、周囲からの信頼度もいまひとつ。
そんな中、朝起きるとかのアウトフィッターの死体と動物の糞と思われる物体の残るプラスチックケースが自宅の裏庭に。

ジョーの初々しさが際立つも、後に強固に築かれるタフネスの土壌も見える。
ミッシーはまだおとなしく、ネイトは出てこないのね。

最新作から初作に一気に戻ったので、この話をよくあそこまで育て上げたなぁと感心。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリ
感想投稿日 : 2021年10月31日
読了日 : 2021年10月11日
本棚登録日 : 2021年10月31日

みんなの感想をみる

コメント 3件

ikezawaさんのコメント
2021/10/31

そうでしたねぇ、まだネイトは居なかった…懐かしい。

fukayanegiさんのコメント
2021/10/31

@ikezawaさん
コメントありがとうございます。
ネイトとピケット家の出会いと経緯が気になるところですが、行きつけの図書館の蔵書事情でなかなか前に進めそうにありません。。

ikezawaさんのコメント
2021/10/31

突然のコメント失礼しました。
電子書籍じゃない限り、なかなか図書館でも厳しい状態なんですね、ごゆっくりお楽しみ下さい。

二作目は電子版のみで数年前にでてましたのでご注意下さい。(何故か最近の「発火点」の手前頃に発売されました)

ツイートする