影の子 (ハヤカワ・ミステリ1931)

  • 早川書房 (2018年5月2日発売)
3.27
  • (0)
  • (9)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 84
感想 : 13
3

東西ドイツ時代を設定にしているということに興味を引かれて読んでみた。
内容は謀略の嵐で、誰も信用出来ず、今日あることが明日は激変しているかも知れないという、そんな環境で事件の真相を追うために奮闘する警察官の姿が描かれている。
現代ですら様々な謀略や陰謀に振り回され埋もれていく人がいるのだから、当時の社会主義、共産主義の国ならもっとだろう。
明らかに白であっても権力が黒だといえば黒になるし、その権力者ですら明日は権力があるかどうかは分からない。
救いはないしゴタゴタしてるし、キャラクターたちも感情移入出来ないし、全体的には好みではなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンス・ハードボイルド・探偵
感想投稿日 : 2018年9月16日
読了日 : 2018年9月12日
本棚登録日 : 2018年9月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする