蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年10月15日発売)
4.11
  • (1007)
  • (770)
  • (634)
  • (39)
  • (11)
本棚登録 : 6817
感想 : 641
5

叔父さんから祖母へ、そして祖母から譲ってもらった本。何度読んでも涙する。春児の可愛さ、文秀の賢さはどんな状況でも安定していて素晴らしい。頭上に昴の星はなかったが、春児は信じて予言を自分のものにする。黒丹が逝去するシーンでは一番泣いてしまう。個人的には王逸もお気に入りだ。現在は醜い老婆である白太太と接吻するシーンでの、男前っぷりに惚れる。中国の昔の話は大好きだ。言葉の美しさ、召し物の優雅さ、文章だけで食欲をそそる食べ物、貧富の差やその時代の雰囲気等が私のツボにはまる。この本は何度でも読める。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 講談社
感想投稿日 : 2018年5月26日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年6月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする