問題提起は面白い。
自民党内のオールド・リベラルが衰退し、一方で新右派連合が力を握り、非常に国家主義的な言説が流布するようになり、その政治志向は「戦後レジームの脱却」というものであらわすことができるという。
言いたい事は分かるのだが、非常に問題を短絡的に捉えている気はする。
しばしば新右派連合=大企業(グローバル企業)のために、言説を動員する事で国家主義を煽るみたいな印象を受けるが、新右派連合と財界自身にも緊張関係はあるわけで(例、中国を巡る問題など)。
こうした事実も目を向けた方がいいきがする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治学(日本政治・比較政治・政治過程)
- 感想投稿日 : 2015年8月10日
- 読了日 : 2015年8月10日
- 本棚登録日 : 2015年8月10日
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