右傾化する日本政治 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2015年7月23日発売)
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感想 : 25
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問題提起は面白い。
自民党内のオールド・リベラルが衰退し、一方で新右派連合が力を握り、非常に国家主義的な言説が流布するようになり、その政治志向は「戦後レジームの脱却」というものであらわすことができるという。

言いたい事は分かるのだが、非常に問題を短絡的に捉えている気はする。
しばしば新右派連合=大企業(グローバル企業)のために、言説を動員する事で国家主義を煽るみたいな印象を受けるが、新右派連合と財界自身にも緊張関係はあるわけで(例、中国を巡る問題など)。

こうした事実も目を向けた方がいいきがする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治学(日本政治・比較政治・政治過程)
感想投稿日 : 2015年8月10日
読了日 : 2015年8月10日
本棚登録日 : 2015年8月10日

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