すげー疾走感。河原ものと都の庶民が、成り上がりの独裁者が強要しようとする秩序に真っ向からケンカ売って、負けずにしぶとく生き残っていくという痛快なお話。石田三成をもって徹底したエリート官僚キャラの抑圧されて歪んだプライドを体現させ、今の世の中と桃山時代をうまくかさねあわせている。愉しいわーこういう小説。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館の本
- 感想投稿日 : 2012年1月29日
- 読了日 : 2012年1月29日
- 本棚登録日 : 2011年12月26日
みんなの感想をみる