政治哲学の本。
10年くらい前に刊行されているが、今読んでも古びていない。
誰が、いつ、政治的な決断をするのか。
誰かが誰かを代表するとはどういうことか、可能なのか。
権力の源泉は。そして自由とは権力をなくすことか。
アトランダムに書き出したが、こんな原理的な問題が検討されていく。
いま、ここにある問題を外部化するのは危険なことだという話が印象的だ。
政治家のせい、官僚のせい、外国のせいとすれば、気持ちは楽になるが、問題は解決しない。
自分(たち)の中の、変化を嫌う何かを見極めなければならない、というのだ。
その通り、とも思うが、難しいだろうな、とも思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月18日
- 読了日 : 2022年7月16日
- 本棚登録日 : 2022年7月18日
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