流星ワゴン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年2月15日発売)
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本棚登録 : 23824
感想 : 2544
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あまりにもフォローしている方々が読んでいるので、重松作品を読んでみた。
分厚くて重い内容なのにサラッと読めてしまったのが不思議。幽霊が導く設定は他でもみたような気がしたが、主人公の生活が可哀想になるくらい悲惨。それに気付かなかったことも辛いし、途中まで将来を変えられる道があったのに、変える勇気が無かったことも歯痒い。お互い嫌い合っていたと思っていた父親と仲直りができたことと、自分の家族にも向き合えることができたのが救いとなる。導いてくれた幽霊の親子は成仏できないのだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年2月1日
読了日 : 2022年2月1日
本棚登録日 : 2022年2月1日

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