政と源 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2017年6月22日発売)
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本棚登録 : 1783
感想 : 141
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しおんさんにしては珍しいような内容。
73歳の幼馴染のお爺さん二人の物語。つまみ簪職人の源さんと元銀行員の政さんであり、性格もまさにその通りで好対照。自分の性格に近いのは政さんだが、やはり源さんに憧れる。無いものねだりで、政さんは嫉妬や嫉みで源さんにあたる。それを良く理解し対応する源さん。
政さんの妻が2年前から家を出て娘の家にいる。家を出た理由が理解できず、妻とは没交渉。源さん達の説得や、源さんの弟子の仲人で妻に交渉。五分五分の結果がもの悲しい。
つまみ簪の確認の為に画像で検索してみた。結婚式などで見るが、他ではあまり見かけない。長く残したい日本の技術と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年8月31日
読了日 : 2023年8月31日
本棚登録日 : 2023年8月31日

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