直木賞かと思うぐらい、読みやすい文章と内容だった。作者自身が長年コンビニに勤めていた事があるため、コンビニ愛に溢れた内容だった。コンビニの日常が良く分かる作品。
一方、主人公の古倉と白羽は普通とはちょっと異質な人間。彼らの普通と世間一般の普通は大きく乖離している。古倉は普通になろうと努力し、白羽は自分が普通と思い、周囲が異常と思っている。最近はこういう人達が増えて来ているのか、診断技術が向上したので増えたように見えるのか? 普通とは何かを含め、色々と考えさせられる作品だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年11月20日
- 読了日 : 2023年11月20日
- 本棚登録日 : 2023年11月20日
みんなの感想をみる