むかしのはなし (幻冬舎文庫 み 12-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年2月4日発売)
3.32
  • (122)
  • (359)
  • (693)
  • (123)
  • (28)
本棚登録 : 3848
感想 : 428
2

7つの短編が有名な昔話と関連したり、しなかったりして続いて行く。ちょっとブラックな内容が多い。
「かぐや姫」とホスト。何人もの女性を貢がせ、最後はヤクザの情婦を妊娠させ・・
「花咲か爺」とコソ泥。コソ泥の思い出は飼っていた犬のロケットとのこと。昔話とは犬繋がり。ロケットの名前は後半の連作に繋がっていく。
「天女の羽衣」と姪・叔父の背徳的な恋愛。年一度の逢瀬ということだろうか?
三ヶ月後に隕石が地球とぶつかるということで、1000万人が抽選で地球を脱出して火星や木星に行く連作に繋がる。あり得るような、無いような不思議な内容。三浦節ということになるのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年9月17日
読了日 : 2023年9月17日
本棚登録日 : 2023年9月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする