蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2019年4月10日発売)
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感想 : 919
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恩田さんは「夜のピクニック」以来、ともに本屋大賞と言うところがミーハー的で恥ずかしくなる。直木賞とのダブル受賞でもあり、今読むのが遅いぐらい。
蜜蜂王子の自然児である風間塵と、プロデビューするもののコンサートから突然逃げ出した栄伝亜夜、完璧な演奏で優勝候補のマサル、サラリーマンで妻子持ちの高島明石。この4人のピアノコンクールへの挑戦が描かれる。上巻では第二次予選の途中までが書かれている。
4人の人生や、演奏への取り組みなどに興味が引かれる。聞いたことが無い曲が多いが、演奏する表現で曲が眼に浮かぶように湧き出てくる。厚い本だが、最後の結果を知りたくて、読むペースがどんどん早く進む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年9月19日
読了日 : 2022年9月19日
本棚登録日 : 2022年9月19日

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