恩田さんは「夜のピクニック」以来、ともに本屋大賞と言うところがミーハー的で恥ずかしくなる。直木賞とのダブル受賞でもあり、今読むのが遅いぐらい。
蜜蜂王子の自然児である風間塵と、プロデビューするもののコンサートから突然逃げ出した栄伝亜夜、完璧な演奏で優勝候補のマサル、サラリーマンで妻子持ちの高島明石。この4人のピアノコンクールへの挑戦が描かれる。上巻では第二次予選の途中までが書かれている。
4人の人生や、演奏への取り組みなどに興味が引かれる。聞いたことが無い曲が多いが、演奏する表現で曲が眼に浮かぶように湧き出てくる。厚い本だが、最後の結果を知りたくて、読むペースがどんどん早く進む。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年9月19日
- 読了日 : 2022年9月19日
- 本棚登録日 : 2022年9月19日
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