米原万里の読書日記に書かれていた本である。たしかにスポーツについての本としてはとても面白い。オリンピックはアマチュアの大会ということで、貴族が行うことであった。そして新聞配達、牛乳配達、郵便配達でマラソンに出場して優勝したのに、失格となった、ということであった。この歴史が面白いのでこれだけでも読む価値はある。企業スポーツだけで地域スポーツが少ないことが中心に考えられ、さらに昔の東京オリンピックについての芸術も書かれている。地域スポーツが根付かない根源にインターハイや高校野球があるということはにおわせてはいるが、もっと深く突っ込んで書いてほしかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生活
- 感想投稿日 : 2022年6月23日
- 読了日 : 2022年6月23日
- 本棚登録日 : 2022年6月23日
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