この不思議な趣の短編集(というのともちょっと違うかな)は、折に触れて読み返したくなる。『冥途』では、「花火」、「件」、「儘頭子」、「白子」が、『旅順入場式』では、「山高帽子」、「雪」、「旅順入場式」が特にお気に入り。わけのわからない怖さ、不気味さが癖になります。中でも、芥川龍之介をモデルにした「山高帽子」は傑作中の傑作。
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- 感想投稿日 : 2009年3月4日
- 本棚登録日 : 2009年3月4日
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