「少女葬」「赤と白」と読みこの「寄居虫女」を読了。そして今は「避雷針の夏」を読んでいる。櫛木さんの連続は重さを感じずにはいられない。白灰色、雪、不穏、不気味など共通項がまた陰。楽しく陽気なことは起こらない。ひたすら陰。
タイトルの女、山口葉月。白いゴスロリ風の服装、白くて長い手袋、日傘をさして上品な佇まい。そして年齢不詳な程の厚化粧。それは虐待された痣を隠すため。人の心の隙にそっと入り込んでいく。そしてその家族を破滅させる、それがこの女。
狙われた家庭の三姉妹のキャラがたつ。そして最後は…誰?サスペンスミステリ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
櫛木理宇
- 感想投稿日 : 2020年9月17日
- 読了日 : 2020年9月17日
- 本棚登録日 : 2020年9月17日
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