魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月25日発売)
3.94
  • (45)
  • (42)
  • (40)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 630
感想 : 58
3

時が一気に流れ、話はキキととんぼさんの双子の子供たちの代へ。キキがあっという間に私を追い越して結婚してお母さんになっちゃったので、とてもびっくりしました...!!

双子の名前はニニとトト。双子の姉、ニニは活発でイマドキな女の子。魔女になりたいのか、魔女として生きていく覚悟があるのかもわからないけど、キキに習って魔女修行を始めます。
双子の弟、トトは、穏やかで優しい性格。でも、その心の奥底には激しい感情を宿しています。猫語が話せたりと、キキの魔法を受け継いではいるものの、「男の子は魔女になれない」という古い掟に突き当たります。そんな双子がコリコの人たちに見守られながら成長していき、キキととんぼさんの元から独り立ちするまでの物語です。

個人的な感想。これまでの1〜5巻、キキととんぼさんが好きすぎたので、なんとなく第6巻は気持ちが離れていってしまったような心地。キキと私の性格・価値観が似通ってることが、物語に対する私の共感度をとても高いものにしていたんだなと、改めて気づきました。
また、ちょっと惜しかったのは、主人公が増えた分、一冊の中のストーリー展開がこれまでより慌ただしく感じられたこと。エピソードや子供たちの言葉遣いも現代的になっていて、個人的に好きだったファンタジーの世界感が若干薄れたような気がしてしまいました。それでもグイグイ読まされたけど!笑

きっと、私が結婚して母親になった時に読み返したら、感想も180度変わるんだろうな〜!! それが楽しみです。私もとんぼさんみたいな人と結婚したいな❤︎
(Aug 31, 2020 レビュー)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 趣味
感想投稿日 : 2020年8月31日
読了日 : 2020年8月27日
本棚登録日 : 2020年8月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする