最近はエッセイマンガがひとつの流行で、「うつうつひでお日記/吾妻ひでお」など傑作もあるのでひとつのジャンルとして確定している。
とはいえここまで赤裸々というのは珍しいのではないかと思う。バイトがイヤで勝手にやめたり、編集者とのやり取りがリアルに出てくる。奥さんのケンカも相当激しく書かれている。同業者の成功をねたんだり、バイト先の従業員のことを悪く書いていたり。これでは実生活に影響があるのではと思うのだけどどうなんだろう。
バイトを逃げ出すあたりはとても同情できるものではないのだがそれがまた近親憎悪になったりする。
これだけ赤裸々に書くということは、覚悟とそれなりのじっかりした信念がいるのではないかと思う。
『マンガを描く自分をマンガに描くマンガなんておかしいんじゃないかと思って』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2010年3月25日
- 読了日 : 2010年3月14日
- 本棚登録日 : 2010年3月14日
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