ヒトラーの試写室 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年12月21日発売)
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本棚登録 : 482
感想 : 55
5

昭和10年頃からスタートし、終戦までの時代背景
タイトル通り日本とドイツは日独伊同盟を結ぶような関係だったわけで
それは娯楽としてもそうだし。というわけで
架空の人物ながら、実際いたらすごいなーとか思いを馳せながら読んだ本。
特撮といえばこの人、円谷氏。
その下で技術を身につけて単身ドイツへ行く彰。
日本でも、そしてドイツでもプロパガンダ映画を作って
その制作スタッフとして働くわけで
ドイツでの暮らし、当時の特撮をより本物に見せる難しさ。
あとは沢山のスタッフの人たち、ナチス将校、ゲシュタポ。
今の時代、フェイクニュースなのかそれとも本物のニュースなのか
情報が溢れすぎているけども
本当のことなんて誰にも分からないけど
己が正しいと思うことを曲げたらいかんよな、どんな時も。
って思う本でした
つまり最高

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2018
感想投稿日 : 2018年5月14日
読了日 : 2018年7月24日
本棚登録日 : 2018年4月27日

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