本当のような噓の話、というか信じてしまいそうなくらいのリアリティだった。
孝明天皇の妹、和宮が徳川家茂との降嫁する話だけど
本を読み進めるうち、まさかまさかのの皇女和宮の替玉準備から亡くなるまでの激動の話をギュっと濃縮してある小説。
側近目線だったり替玉であるフキ目線であったり、あぁそうかこういう心境で見てたのかなと
安易に想像できてしまう描写が凄いと思った。
決して単なる嫁入りも話ではない。
公武合体を唱える幕末の時代に前代未聞の降嫁だもの、そりゃ大人の事情が山ほど出てくるよなって、ふと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年12月6日
- 読了日 : 2022年12月6日
- 本棚登録日 : 2022年10月15日
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