幕末気分 (講談社文庫 の 12-1)

著者 :
  • 講談社 (2005年3月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 3
5

幕末の裏側。
7編からなるまぁ短編っちゃ短編けど
切り口というか教科書とか
よくありがちな歴史の表面だけ
サラッと描いたとかじゃない濃い部分。
というか何それどうなってんのとか
幕末と一言で言えども、当たり前けどエネルギーの使い道が
全部違ってまたそこも面白い。
しかしこの作者の方、徳川慶喜すんごい嫌いなのかしら…とか。
幕末はこんなにダメでした!みたいな。
所詮寄せ集めの兵隊では何も出来ないというか
治安もそりゃ悪くなるわな。
吉原もそりゃ世の中傾くと今まで通り営業できないというか
恨み辛みある人もいるだろうし。
彰義隊の存在をこの本で知りました…むむっ
あんまり幕末のことなんとなくだったけど
これはとても良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月27日
読了日 : 2017年5月27日
本棚登録日 : 2017年4月12日

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