お馴染みの万能鑑定士Qが、オークションハウスの古書部門にスカウトされる。鑑定士Qの凛田莉子に少年から持ち込まれた不思議の国のアリスの翻訳の古書「愛ちゃんの夢物語」の鑑定をしてもらいたいがためだったのだ。ここにコナン・ドイルの未発表原稿も絡んで、次から次へと事件が展開していく。余韻も味わいもないって感じだが、古書や絵画への蘊蓄は凄いし、トリックも図ったように鮮やか。面白いんだか、すかすかっていうのか、あれよあれよという間に読んでしまう。凛田莉子の人柄には好感は持てるが、知識が超人じみているんだなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2021年10月29日
- 読了日 : 2021年10月29日
- 本棚登録日 : 2021年10月29日
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