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帯に書かれた幾人もの推薦コメントに
どんな話だろう、と惹かれて手にしました。
まさに、いつかではなく、今もどこかで、
いや、直ぐそばで起こっている現在形の話。
ラストに至るまでの、何人もの人の想いや願いが、
最後363ページからラストにかけて、
強いメッセージとして集約されて感じました。
奪われ、虐げられ、差別され、それでも
願うこととは何か。
人との違いに優劣をつけて、他者を蔑むことで
自分を守り、そうやって手にした優位性に
なぜ安堵してしまうのか。
それ程までして自分を守ったのに、それでも
傷つくのはなぜなのか。
奇跡とは……。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月29日
- 読了日 : 2022年1月29日
- 本棚登録日 : 2022年1月29日
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