かなりぶりに再読。
文章が段々としていて
読み始めは入りにくい感じもある。
自殺する始まりは覚えていたけれど
どう終わるのか忘れていたので読み直した。
死を際立たせて、生きることを
強く動機づけたイゴール医師。
条件的に幸せなベロニカは
自分のピアニストになりたいという
夢をおし殺していた。
過去の失恋にとらわらていたゼドカ。
弁護士という仕事をこなしつつも
他のやりたいことを見つけつつあるマリー。
親の期待にそぐわない
絵描きになる夢をおし殺したエドアード。
ベロニカの生きようとする若いパワーに
影響され変化していく
ヴィレット(精神病院)の狂人たち。
生きていくことは、
折り合いをつけていくことだけど
その過程は重要なのかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・宗教
- 感想投稿日 : 2024年2月5日
- 読了日 : 2023年1月15日
- 本棚登録日 : 2024年1月30日
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