昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社 (2016年1月7日発売)
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本棚登録 : 504
感想 : 38
5

大好きな木皿泉さんの作品。

めちゃくちゃよかった。
さすがという感じ。
一人ひとりのキャラクターも
愛すべき存在だし
悩んだり、失敗したり、
とらわれたりもするけど、
ちゃんと生きているなって思った。
愛おしい。

ユーモアも好き。
2話目のパワースポットは
どういうわけか泣けた。

〝暮らし〟とか〝つつましい〟とか
TVドラマ『すいか』でも登場する
ワードや世界観が好き。

いろんな変化についていけなかったり、
嫌悪したりする。
自分がこだわりとらわれている時はとくに
そこから言葉やできごとで、
自分に気づいてまた自分も変わっていく。
そこに希望が見えるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: いまの小説
感想投稿日 : 2024年2月5日
読了日 : 2024年1月30日
本棚登録日 : 2024年1月30日

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