彗星物語 (文春文庫 み 3-13)

著者 :
  • 文藝春秋 (1998年7月10日発売)
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ただでさえ同居人(+犬)の多い城田家にハンガリー人のボラージュがやってきて…留学の3年間の出来事は、よくありそうな家族のエピソード。派手さは何にもない。でも心に染み渡るようなほろっとした感覚。


個人的には福造のセリフにくすっと笑わせられるものが多かった。おもろいじいちゃん。

どんなにゴールが近くても「よし、これからだ」と気を引き締める。これは大事にしていきたいと思った。それと、悪い気持ちを胸に石を掲げ叩きなくすという考え方。教訓めいたものもすんなり入ってきた。

家族写真、撮りたくなったなあ。
35年も前の話なんだけど、今読んでも面白かったよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年3月24日
読了日 : 2021年3月24日
本棚登録日 : 2021年1月18日

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