生きづらさを感じていて癒されたい人よりも、一念発起したい人が読むとよいと感じた。私は前者と思って購入したので読んでいて少し疲れてしまった。
「韓国の社会では○○である。だから○○すべき。私もこうしている」といった文体が続いているので
「わたしもあなたも素のありのままを受け入れよう」ではなく「自分の思う正義に向かって行動しましょう」というメッセージ性がある。
政治的な背景も多く書かれており、日本よりも韓国のほうが大変そうだ…という印象を受け、あまり共感はできなかった。
特にしっくりこなかったのが
しんどい世の中だけど、皆それぞれ何とか生き抜いていきましょう、もう大人なんだからピーターパンのままという訳にはいかない、仕事もしなきゃ生きていけないし… という終わり方。(p280 大人として生きる)
同じコーナーで売られているであろう『あやうく一生懸命生きるつもりだった』に癒された人が同じような本だと思って読んだら、かなりのミスマッチだと感じた。
読書状況:読みたい
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- 感想投稿日 : 2021年3月10日
- 本棚登録日 : 2021年2月5日
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