十の輪をくぐる

著者 :
  • 小学館 (2020年11月26日発売)
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本棚登録 : 946
感想 : 112
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定年間近のサラリーマン・泰介と、認知性を患う彼の母・万津子。東京で開催される2回のオリンピックとバレーボールをキーワードに、子育てに苦労する万津子と、思うに任せない人生に苛立つ泰介の姿を交互に描く。2/3くらいまでひたすらつらい内容で、何度も読むのをやめようと思った。その先は逆に何もかもうまく行き過ぎてシラけた。だが物語は2020年初頭で終わり、ぼくらはその先に何が起きたか知っている。彼ら家族を待ち受ける未来は決して明るくない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月11日
読了日 : 2021年2月11日
本棚登録日 : 2021年2月11日

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