日本人の夫をもつイタリア人の女性の目を通して語られる、実話を基にした太平洋戦争悲話。義母の妹・ゆり子の秘められた過去は、戦時下に結婚した夫婦、広島に投下された原爆、その後の長く続く苦しみを伝える。タイトルとなった『最後の手紙』は、ゆり子の夫から届いた文字通り最後の手紙で、そこに綴られた内容になんとも言いようのない憤りを覚えた。
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- 感想投稿日 : 2020年1月12日
- 読了日 : 2020年1月12日
- 本棚登録日 : 2020年1月12日
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