世阿弥(元清)の幼少期から亡くなるまでを弟の元仲の視点で語られた物語。単なるエンタメであった猿楽を能という芸術までに昇華させたサクセスストーリーであり、その中で政治に翻弄されたり、天才の葛藤があったり、BLがあったりとドラマチックな展開が、古めの淡々とした美しい日本語で描かれていた。大河などで映像化したらぜひ観てみたい。
この本の後、もちろん「風姿花伝」を手に取った。
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- 感想投稿日 : 2024年3月19日
- 読了日 : 2024年3月17日
- 本棚登録日 : 2024年2月3日
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