本日は図書館でデートdayでした。デートの相手にyukimisakeさん読んだ?2冊あるからyukimisakeさんも読みなよ!と勧められました。
そんな可愛らしい純粋な瞳で言われたら…読むしかないだろー!!
この子の影響でヨシタケシンスケさんの作品は何冊も拝読しておりましたがこちらは文字も多め。
ああ、この子はもうこんな本を読めるようになったんだなあ、と時の流れを実感。
そう、デートの相手は可愛い男の子!今年の春から小学生!!
犯罪を犯していた訳ではありません。ブクログでもお世話になっているもこさんの可愛いすぎる息子さんH君です。
3人で図書館デートでした。
内容の方は数多くレビューが上がっているので別方面から感想を書いてみたいのですが、この方のデザインセンスに毎回舌を巻いています。
絵本は文章も大事ですが、その文体や雰囲気に合わせた観せる本作りが大変難しいと聞いております。
絵本作家になるのは相当大変だそうです。
ヨシタケさんは全てに色を塗らずに選んだ箇所だけに塗っており、この色の選択も秀逸。
これはちょっとやそっとじゃ出来ない芸当だと思います。
恐らくですが、グレースケールを完全に理解していらっしゃる方なんだと思います。
絵のうまさは言わずもがな、文章も会話のセンスも内容も唯一無二とはこの事。
ピクサーの方がインタビューで「子供向けだからと言って手を抜いてバカにしたものを作ると、子供は着いて来ない」と仰っていたのを思い出しましたが、まさに子供から大人まで夢中にさせるヨシタケさんは日本の宝ですね。
本作で1番好きなのは『本屋さんってどういうところ?』の章です。
「希望や失望や欲望や、他人の人生や見たことのない風景や、世界のひみつやもうひとりの自分など、お金で買えないハズのものがお金で買えるところ」
なんて素晴らしい表現!まあ、あんまり買えてないですけども!
目をキラキラさせてヨシタケさんの本を選んでいるH君をヨシタケさんに見せてあげたいなあ。
その後も本屋で一緒に妖怪の絵本を読んだりして、楽しく穏やかな1日でした。
と思ったら。
よりによって自転車で走り出した時に突然降り出した雨。本持ってる!本、持ってる!!
と誰に向かってか分からない叫びを心であげつつ、本を守るために身を犠牲にして帰宅。
急ぎお風呂に入ろうと脱ぎ散らかした所へ入電!
「yukimisake、クールでイケメンな男ってどうやって落としたら良いの?!」
その後、彼女の恋愛相談を入浴しながら聞くというなんとも失礼な事をして現在に至ります。
H君、こんな大人になったら駄目だよ。
- 感想投稿日 : 2024年3月20日
- 読了日 : 2024年3月20日
- 本棚登録日 : 2024年3月20日
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