連続ドラマになりそう。
上下巻あわせて1116ページ。
やはり少年ものなら薬丸岳さんだ。
未成年は未熟だから一度は悪いことをしてしまうが、人生において何度でもやり直しはきく、がんばれ、という応援歌を送る作家さん。
町田博史は戸籍をもっていなかった。育児放棄され、愛情を知らないまま成長し、14歳で家出した。あるのは類稀なる知能指数だけ。反社の片腕を担いでいたが、……。
繰り返し前のストーリーに言及し丁寧に書かれているので、「あれ、これはどんな事情だっけ?」と前のページに戻ることなく読み進められる。じわるユーモアも散りばめられている。最後の方で、クールな主人公が読んでいる本に笑った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月18日
- 読了日 : 2024年2月18日
- 本棚登録日 : 2024年2月17日
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