半藤一利と言う人は優れた歴史家である。
ただこの本の中の 特攻隊と日本人の章では、どうしても同意出来ない箇所がある。
「自分の乗った航空機あるいは魚雷ごと突入して敵艦を撃沈するくらい。これは世界戦史の中でそれまで見たことのない常識外れのものでした。非情この上ない非人間的な作戦でした。」
確かに特攻は作戦として外道の外道であると言う事にはオレも同意する。
しかし、特攻が非人間的か否かは乗る人間の価値観で決まる。 乗る人間が身体、生命以上の価値を何らかに見出して、その事が特攻により守られる可能性があるなら必ずしも非人間的とは言えないと俺は考える、。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2022年5月2日
- 読了日 : 2022年4月10日
- 本棚登録日 : 2022年4月10日
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