片想い

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年3月28日発売)
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本棚登録 : 1798
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タイトルの「片想い」からは予想もしていなかったジェンダー問題をメインに扱った作品です。

LGBTQ、性の多様性
これらを少しずつ認識しようという動きがある現代にも、声に出せずに悩み苦しんでいる方が大勢いる事を、本書を読んで改めて考えさせられました。

東野圭吾さんが本作で訴えたかった事…
今から20年以上前の作品にも関わらず、強烈なまでに心に響く作品でした。


以下、本作より

・性同一性障害という病気は存在しないと考えています。治療すべきは、少数派を排除しようとする社会のほうなんです。

・人間は未知のものをおそれます。恐れて、排除しようとする。

・男と女はメビウスの帯の上にいる。多くの人間は自分がメビウスの帯の上に気づかず、片想いを続けている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年6月2日
読了日 : 2023年6月4日
本棚登録日 : 2023年6月1日

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