この巻は、表紙にあるように女三の宮が中心。
美形の上や姫は、ほとんど見分けがつかないけれど、
この宮は目元に特徴があるので分かる。
不義のお相手の柏木も少しクセ毛なので見分けがつく。
二人の関係が三の宮を成長させた。
源氏もこうなって初めて愛おしく思い、
手放したくなくなった。勝手なものだ。
紫の上も一時は命が危なかったけれど、取り留めた。
正妻に子ができたのだから、以前ならとても動揺して
いただろうけど、そのような描写は出てこない。
出家もさせてもらえず、ある意味一番過酷な立場。
そして、六条の御息所。この方の想いは誰より強い。
さて、薫にはどんな将来が待っているのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヤングアダルト
- 感想投稿日 : 2018年3月27日
- 読了日 : 2018年3月27日
- 本棚登録日 : 2018年3月27日
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