はだしのゲン (第4巻)

著者 :
  • 汐文社 (1984年1月1日発売)
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感想 : 6
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焼け跡からの復興と闇、そして時が経ってなお被爆により失われていく命を描く第4巻、たぶんこの辺りからは初めて読む「はだしのゲン」になるだろう。
占領軍、飢餓貧困、闇市愚連隊略奪凌辱にパンパン…無政府状態で武器を持てない警察官の代わりにヤクザが治安を仕切っていた闇の時代、確かにそこを抜きに終戦直後は語れないのだがどこか私の中にあるゲンのイメージとかけ離れて行っている気がする。
焼け野原に育つ麦のようにコテンパンにやられても明るく強く逞しく、そして真っ直ぐに伸びる、それでこそゲンなんだ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月21日
読了日 : 2016年7月21日
本棚登録日 : 2016年7月21日

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