てるてるあした (幻冬舎文庫 か 11-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年2月1日発売)
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本棚登録 : 1440
感想 : 182
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久代さんの言葉「本はいいよ。特に、どうしようもなく哀しくて泣きたくなったようなとき、本の中で登場人物の誰かが泣いてたりすると、ほっとするんだ。ああ、ここにも哀しみを抱えた人がいるってね。・・・・・・・・泣きたくなるようなことがあったら試してごらんよ。長い人生、そんな気分になることだっていっぱいあるだろうからね。」
私が読書したくなる時ってこういう理由からなのかも・・とハッとした言葉でした。

「親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん久代だった。久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人との出会い
感想投稿日 : 2009年10月24日
読了日 : 2009年10月24日
本棚登録日 : 2009年10月24日

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