家を新築した祝いに義妹からもらった一匹のシバ犬にハラスと名づけ、子犬から看取るまでの思い出を描いたエッセイ。彼が死んでから回想として描かれた本なので、どうしても子犬の頃よりも老犬となり病に侵された頃の方に思いいれが強く、泣けます。犬以外でも動物を家族として愛して看取った人ならば、ハラスが行方不明になるくだりはきっと泣けると思います。淡々とした文章ですが、愛情の伝わるいい本です。家でゆっくりできる時間に読むのがお奨め。
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2007年9月24日
- 本棚登録日 : 2007年9月24日
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