ハラスのいた日々 増補版 (文春文庫 な 21-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1990年4月10日発売)
3.87
  • (31)
  • (24)
  • (35)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 243
感想 : 34
4

ドイツ文学者の著者が、50代になってから初めて飼った柴犬
ハラスとの日々を綴ったもの。
子のいない夫婦の間で、ハラスは話題を提供し、コミュニケーションの橋渡しさえしており、かけがえのない家族となっていった。
些細な事であっても、犬の飼い主なら誰もが頷け、自身の犬に置き換えて共感できる一冊。

そして、晩年の部分は、涙なしでは読めません。
私は3度読み、3回泣いてしまいました。

増補版は、始めにでていたものより、写真やあとがきが加えられているようです。
1988年新田次郎文学賞受賞

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 913日本文学
感想投稿日 : 2011年1月20日
読了日 : 2011年9月23日
本棚登録日 : 2011年1月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする