ドイツ文学者の著者が、50代になってから初めて飼った柴犬
ハラスとの日々を綴ったもの。
子のいない夫婦の間で、ハラスは話題を提供し、コミュニケーションの橋渡しさえしており、かけがえのない家族となっていった。
些細な事であっても、犬の飼い主なら誰もが頷け、自身の犬に置き換えて共感できる一冊。
そして、晩年の部分は、涙なしでは読めません。
私は3度読み、3回泣いてしまいました。
増補版は、始めにでていたものより、写真やあとがきが加えられているようです。
1988年新田次郎文学賞受賞
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
913日本文学
- 感想投稿日 : 2011年1月20日
- 読了日 : 2011年9月23日
- 本棚登録日 : 2011年1月20日
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