神話から小説まで、世界中の幻獣たちを120項目取上げて一冊にまとめた有名な辞典。一気に読むというよりも、時々開いてぱらぱら読むのがちょうど良い。例えばトロールが時代と共に、また地域によってどう変わったかといった例を語り、イプセンが「ペールギュント」で描いた愛国主義者のトロールは都合の悪いものを見せないためにペールの目をくり抜こうとするといった話も付け加わる。ボルヘスの仕事ぶりには恐れ入る
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年6月24日
- 読了日 : 2022年4月15日
- 本棚登録日 : 2021年5月20日
みんなの感想をみる