アダルトゲームソフトのノベライズ化なので、エロシーンがとにかく続く。ヤンキー彼女(ようするにツンデレ)をひたすら楽しむ、ラブラブな話なので、寝取られやら、人間関係の複雑さやら、泣けるところとかはなし。
描写のなかに「ぷりっぷりの精子」とか「ぷりっぷりのおちんぽミルク」とかプリップリという表現がなぜか何度か出てくるのだが、その文字列を読むたびに、コラーゲンたっぷりのぷりっぷりのもつ鍋やホルモンを思い出し、読みながら非常にお腹がすいてくる。
ノベライズなので、あえぎ声描写がとにかく長い。小説の9割が「ぬふぉおおお、いぐうううう」「べろべろむっっひゅううう!」的なあえぎ声で満たされていて、他の描写はごく簡単なものだ。気に入らないシチュエーションであれば一気に読み飛ばせる。これもゲームによる影響だろうと思う。
読者が一番心配なのは、エピローグだ。学生なのに、できちゃった結婚をする。この二人、将来は大丈夫なのか……と誰もが思う。予想通り、少しだけリアルなことが書かれてあるが、このヤンキー彼女の両親が金持ちなので、助かっている。本当に、ヤンキー彼女が、頭が良くて金持ちという設定を抱えていてよかった……と思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2014年11月10日
- 読了日 : 2014年11月10日
- 本棚登録日 : 2014年11月10日
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