創作絵本。
あるところにワルターという貧乏な男の人がいました。ワルターはリンゴの木を一本もっていましたが、今までに一度も実を付けたことがありませんでした。
ある晩ワルターは、ひとつでいいからみがなりますようにとお祈りしました。この祈りはかなえられ、花がひとつ咲きました。ワルターはこの花を大事に世話をしました。そして花は実になりましたが、ワルターはこの実をとることが出来ませんでした。実はどんどん大きくなり、ついにワルターは実を取り入れて市場にもっていきました。ところがだれも実を本当にしてくれません。ワルターは仕方なくリンゴをまた持って帰り毎日リンゴの番をすることになりました。
このころこの国はリュウに脅かされていました。王さまはリュウにこの大きなリンゴを贈り物にすることにします。リュウはリンゴをのどに詰まらせて死んでしまいました。
ワルターの心配事はすっかりなくなり、こんどは二つでいいから小さなリンゴのみをと祈るのでした。
素朴な暖かみのある絵。ワルターの喜怒哀楽がよく表わされている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
幼稚園 保育園
- 感想投稿日 : 2018年3月18日
- 読了日 : 2018年3月18日
- 本棚登録日 : 2018年3月18日
みんなの感想をみる