金沢ではなく、大聖寺藩ときましたか。
これまた渋いわー。
大聖寺は今でも渋い街並みを残しておりますが、
こんなに苦労してお家をつないでいたとは初耳。
いつの時代も女性は強い。
プリンセス・クタニの話がなんだかんだで好き。
フィクションだからこそのラストの甘さ。
多分こうなるんだろうなーと思いつつ、
そのとおりになった快感。
やっぱりこれぐらいベタな甘さが必要だ。
ラストが最も激動の時代を生き抜いた話なのかな。
江戸と現代は地続きで、
単に年表だけの話ではなく、
そこにはいろいろな人の思いが生きている。
評論の授業でよく言うのですが、
それが一冊の小説となって具現化した印象でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
高殿円
- 感想投稿日 : 2018年2月12日
- 読了日 : 2018年2月12日
- 本棚登録日 : 2018年2月12日
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