幕末、加賀藩の猪山家は家計簿をつけていました。
その家は代々、加賀藩の「御算用者」
いわゆる経理を勤めており
仕事柄というか性格というか
私用の家計簿も実に細かい!
ところが当時の生活を調べるのに
これほど適した資料は他にありません。
武家社会の出と入りの実態もさることながら、
この家計簿と猪山家の歴史を通して
幕末から明治において
武家から士族へどうやって変わっていったのか
までがわかるのです。
というようなことを原本から読み解き
平易な言葉で伝えてくれる本。
この古書にめぐりあったとき
著者はすごく興奮したみたいですが、
そのワクワク感そのままに書いているので
おもしろいですよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
一般・実用書
- 感想投稿日 : 2023年5月23日
- 読了日 : 2010年6月4日
- 本棚登録日 : 2023年5月23日
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