効果10倍の(学び)の技法 シンプルな方法で学校が変わる! (PHP新書 455)

  • PHP研究所 (2007年4月17日発売)
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感想 : 18
4

組織にもつながる所があるなぁと感じて読んでいました。
まじめな雑談、大事です。

でも基本は先生向け、学校改革を勧めたくなります(笑
そして先生になりたくなります。

一度、イワセンの授業を見に行ってみたい、、、


P16
シンプルな3つの原則で教師のモチベーションが高まる
大きなビジョンに対して自由な実践を、レポートを書く、ワークショップで情報の共有を

『新潟県上越市高志小学校』の例

P23
批判的な友達 質問、指摘、質問、ラブレター

P27
振り返り日誌=ジャーナル

P38
アクション・リサーチ
教室の机の配置を例に

P44
学習サークルについて
 サークルにネーミングをすると、より所属意識が高まる

実践コミュニティ
「あるテーマに関する関心や問題、熱意などを共有し、その分野の知識や技能を、持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団」
by正統的周辺参加論のエティエンヌ・ウェンガー

P47
まじめに雑談する時間の確保
 近くのレストランや合宿(オフサイト・ミーティングも)

P56
学びのリーダーとしての校長
 校長が授業で教える!

P69
互いの役割を交換してみる
もっとシンプルな方法として「シャドーイング」 ひたすら対象に設定した人の後を、影のようについて回ること

P76
プロジェクトチーム 反対があっても「まずやってみる」という原則

P78
生徒の作品を学校に残しておく 絆を維持する可能性、長いスパンでのメリットも

P90 チーム学習
cooperative learning
「何を」学ぶかというコンテンツ(内容)だけでなく、学習者同士が教え合ったり「どのように」学ぶかというプロセス(過程)に焦点を当てた学習方法

チーム学習の利点P91
具体的なやり方P92
「江戸文化を支えた人々が現在に与えた影響」「水溶液の正体を探れ」

P99
学びの原則
①人は皆、常に学んでいる。ただし、各自の学びの動機や学び方、スピード、持っている能力が違うだけ
②安心して学べること(人は頭だけでなく、心や体を使って学ぶ)。さらに言えば、楽しい方がよく学べる
③積極的に参加できること
④意味のある内容/中身を扱うこと(身近に感じられること)
⑤選択できること
⑥十分な時間があること
⑦協力し合えること
⑧振り返りとフィードバックがあること
⑨互いに讃え合うこと、教える機会が提供されること

P108
学びたいと思える条件

ワークショップは本物のジャーナリストになったり、地理学者や旅行代理店の企画者になったり、(略)、という本物になるプロセスを体験し、それを通して学ぶというアプローチ
このアプローチの根幹にあるのは、何といっても「本物」になり切る体験です

P112
本物になる枠組み

P123
思考の分類をより具体的に

P129
習熟度別クラス編成について、「互いに教え合うことで学ぶ方法」が取り除かれる
(日本が導入し始めたときには欧米はやめようとしていた)

P136
「職場体験」「インターンシップ」を既存の教科と関連づける形で行う
メンターでの付加価値も

P138
クラス・ミーティング
「このクラスは自分たちでよくしていける」「このクラスは自分たちのものである」という気持ち(オーナーシップ)が育ち、より主体的になっていく
自分は人の役に立つし、友達も自分を助けてくれるという、温かく、安心できる風土がクラスに生まれる

「ほめほめタイム」「魔法のマイク」

問題解決の話し合いP144
Askー問題を尋ねる
Brainstormー解決策をブレインストーミングする
Chooseー一番よい解決策を選ぶ
Do it ?ー実行する

P148
3通りの異なるテストの返し方 コメントだけ書いて返すが一番よく伸びる
理由は、点数が書いてあると、コメントは目に入らない
点数はそれほど「負」の影響力がある

点数を示すとだれにとってもよくないという報告もある

全員がいい結果を出すまでテストをするというアプローチ

P172
いったい「卒業する」ってどういうこと?
欧米では最近、「エキセビジョン(Exhibition)」「プレゼンテーション」「シニア・プロジェクト」などという名称の卒業プロジェクトをすることによって、わかっていることやできるようになったことを証明する形で、自分が卒業するに値するのかどうかを見極める方法が普及

P193
親が活躍できるチャンス

P202
親に子どものサポートの仕方を学んでもらう

P220
教室、学校全体を生徒にとって居心地のいい空間に

P224
ホームルームからアドバイザー制へ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2011年10月3日
読了日 : 2011年10月3日
本棚登録日 : 2011年9月29日

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