藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む (文春新書 915)

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年5月20日発売)
4.00
  • (4)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 104
感想 : 9
3

ビギナーズ・クラシックスの『御堂関白記』と読む。

道長がいて、一条天皇がいて彰子がいて、定子は亡くなって、伊周も清少納言も和泉式部もいたりいなかったりして、紫式部がいる時代があった、と想像するのは面白い。
彰子を後宮にいれて、定子が亡くなってからはトントンと『我が世をば〜』になったイメージだったけど、一条をいじめ倒し、三条と権力闘争して、そこにたどり着くまで結構大変だったのね(汗)。割と病気ばっかりしてるし
実資がその日記(小右記)で、色々怒ってるのもリアルで面白い。(じつは道長とお互い尊重しあっている)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月12日
読了日 : 2022年10月17日
本棚登録日 : 2022年10月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする