脳科学者の茂木さんが、小説家や詩人に負けず劣らず美しい言葉を紡いでおり、読んでいて心が洗われるような気持ちになった。美しさとは、なにか。それは人の内面にある、という当たり前に言われることを、茂木さんは自分の経験や出会った人の言葉から、丁寧に、かつエッセイのような文章で考察する。人間は、恥ずかしいことをしてしまう生き物だけど、それでいいじゃないか。不器用な人間のほうが人間らしい。そんなことを言ってくれる茂木さんの言葉から、押し付けでない、美しく生きていくためのヒントが詰まってる。
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- 感想投稿日 : 2012年7月3日
- 読了日 : 2012年7月3日
- 本棚登録日 : 2012年7月3日
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