少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年3月25日発売)
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本棚登録 : 6149
感想 : 532
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高2以来の再読。
とても、前回よりか内容に深めることができました。

七竈と雪風の愛の物語だと思うし、
七竈がせまい世界からでようとする物語でもある。

その中で、印象的だった文は「性質が異質で共同体には向かない生まれのものは、ぜんぶ、ぜんぶ、都会に紛れてしまえばいい」これは、梅木という女性の言った言葉ですが、

せまい世界で、たった美しいだけでこんなにも息苦しく思うのなら、広い世界にでたほうがいい。ということだと解釈しました。

共感しました。

しかし、それをするということは雪風との別れもあるわけですから、なんとも儚い愛の物語だと思いました。

2014.1.23 (2回目)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 桜庭一樹
感想投稿日 : 2014年1月21日
読了日 : 2014年1月23日
本棚登録日 : 2013年12月30日

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