高2以来の再読。
とても、前回よりか内容に深めることができました。
七竈と雪風の愛の物語だと思うし、
七竈がせまい世界からでようとする物語でもある。
その中で、印象的だった文は「性質が異質で共同体には向かない生まれのものは、ぜんぶ、ぜんぶ、都会に紛れてしまえばいい」これは、梅木という女性の言った言葉ですが、
せまい世界で、たった美しいだけでこんなにも息苦しく思うのなら、広い世界にでたほうがいい。ということだと解釈しました。
共感しました。
しかし、それをするということは雪風との別れもあるわけですから、なんとも儚い愛の物語だと思いました。
2014.1.23 (2回目)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
桜庭一樹
- 感想投稿日 : 2014年1月21日
- 読了日 : 2014年1月23日
- 本棚登録日 : 2013年12月30日
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