最近の医療系エンターテイメントと言えば、
この「バチスタシリーズ」と
「ブラックジャックによろしく」が記憶に新しい。
「ブラックジャック」が医療行為の問題を
テーマにしているのに対して、
「バチスタシリーズ」は医療にまつわる制度を
問題にしていて、その設定の緻密さと、
現役の医者が書いているという説得力も含んだ上で、
よりエンターテインメントとして昇華していると思う。
正直、興味があることではない薄いテーマな上に、
理解するのが難しいのに(aiについて)
読んでいて、わくわくが止まらない。
さあ、はやく下巻を読もっと!
※
医療に全く詳しくないから、
このシリーズを通して伝えようとしている
テーマのひとつ「aiの必要性」のついて、
ここまで執拗に訴える必要があるのか。
物語を読んでいる限りでは
この訴えは正しいし必要の様に思うけど、
一方だけの主張だけを鵜呑みにして
信じるのも危険な気もする。
海堂先生がリアルで訴えていることに
興味を持たせることが目的なんだろうけど、
高度なエンターテイメントとして
昇華されている作品なだけに、
盲信は危険なのではないだろうか。
(自身で調べて、支持するのは何の問題もないし、
むしろ推奨したいと思ってますよ)
ということを念頭に置きながら、
桜宮サーガに付き合っていこうと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年1月10日
- 読了日 : 2010年1月6日
- 本棚登録日 : 2010年1月6日
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