今回、批評の意味を初めて理解した。
東大の総長が蓮實重彦さんだったとき、初めて批評という仕事を知った。しかし、批評が何をするものなのかは、まだ、理解していなかった。
批評とは、作品をある視点からみて、精査することだとわかったが、そもそも、自分で読む分には1つの視点空しか読めない。確かに成長してから読み直すと、2つめの視点で読むことができるかもしれない。批評はこれを意識的に行っている。
ということで、同じ物語が、2回も3回も楽しめたり、そういう見方もできたんだ!という新鮮な感覚を目覚めさせてもらったりした。
そんな新鮮な感覚が残った読後感だった。
個別の議論は、皆様にお任せしたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年10月22日
- 読了日 : 2019年10月22日
- 本棚登録日 : 2019年10月22日
みんなの感想をみる