お砂糖とスパイスと爆発的な何か—不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門

著者 :
  • 書肆侃侃房 (2019年6月16日発売)
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感想 : 78
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今回、批評の意味を初めて理解した。
東大の総長が蓮實重彦さんだったとき、初めて批評という仕事を知った。しかし、批評が何をするものなのかは、まだ、理解していなかった。

批評とは、作品をある視点からみて、精査することだとわかったが、そもそも、自分で読む分には1つの視点空しか読めない。確かに成長してから読み直すと、2つめの視点で読むことができるかもしれない。批評はこれを意識的に行っている。

ということで、同じ物語が、2回も3回も楽しめたり、そういう見方もできたんだ!という新鮮な感覚を目覚めさせてもらったりした。

そんな新鮮な感覚が残った読後感だった。
個別の議論は、皆様にお任せしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2019年10月22日
読了日 : 2019年10月22日
本棚登録日 : 2019年10月22日

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