大阪の団地で大家族と暮らす少女の日常が小気味よい大阪弁を交えて活写される。膨らみ続ける自我と葛藤し、自分をとりまく社会の理不尽さに小さな胸を痛める少女の姿がけなげであり、そんな彼女を優しく見守る人々の存在が暖かい。読み進めるうちに幾度となく自分が小学生だったときの記憶の断片が蘇る
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2016年9月19日
- 読了日 : 2016年8月29日
- 本棚登録日 : 2016年8月29日
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