金米糖の降るところ

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  • 小学館 (2011年9月28日発売)
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ブエノスアイレスで生まれ育った日系人の姉妹は、とても仲が良く、色んな秘密や、男性まで共有しながら生活していました。

そんな姉妹の不思議な遊びは、金平糖を地面に埋めることでした。
なぜそんな事をするのか?
自分たちの祖国である日本は、今いる場所の地球の裏側にある。だったら、この地面に金平糖を埋めれば、反対側の日本では金平糖が星のように空を照らすだろう。

そして、日本の大学に進んだ姉妹は、姉は日本で結婚し、妹は成人して間もなく娘を産んで地球の裏側に帰っていった。

そこからこの物語は始まる。

本当になんて事のないただの日常劇なんですが、なんとなく読ませるというか、途切れることなく読み続けました。

最初に書いた金平糖の下りは素敵だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年8月29日
読了日 : 2015年8月28日
本棚登録日 : 2015年8月29日

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